あの内容は意図され削ぎおろされた内容であることが明示された格好。そしてそれ以上は僕たちファンへの課題ってことだ。進んで明かりを付ける精神で僕たちがインターネットを面白くしなければいけないんだ。この記事は特集内ではそこそこ資料としての価値がある部分かもしれない。でも僕は今回は資料として価値があるものを作っても意味がないと思ったので、例えば単なる「ヒストリー」じゃなくて「全仕事」にするなど、そういうアイデアは一切挟まなかった。どちらかというと不要な部分をどんどん排除して、インタビュー記事に関連する部分と、エピソードとして面白い部分だけを残していった。雑誌の役割はこうだという意志でそうした。熱心なファンが個人で情報を発信する時代に、マスメディアが同じものを作って競い合うのは意味が少ない。究極的にはファンジンを作れば個人には適わないのだ。カルチャー雑誌はいまだに90年代以前の手法でカタログ本を作っていることもあるが、インターネットで個人がもっと偏執的な情熱を見せているときに、もうあのやり方はいらないと思う。それよりも、それぞれのページがなぜ必要なのかを深く考えて、全体を読み物として筋の通ったものにして、きれいにレイアウトしてあげる、編集という仕事をもっと見せればいいのだ。それが雑誌というメディアの醍醐味なのだから、見失ってはいけないはずだ。それを個人に投げれば、個人はそれを吸収して、さらにマスメディアには太刀打ちできないようなものを投げ返してくるだろう。そのおかげでマスメディアはさらに伸びることができると思う。
書いてるの:キド
ここは、木村カエラと掟ポルシェと宇多丸とミドリとBase Ball Bear小出と凛として時雨ピエール中野とダイノジ大谷と田上よしえとSPECIAL OTHERSと下井草秀と菊地成孔と亀田誠治と松本亀吉と大谷能生と佐々木敦と辛酸なめ子とプロレスラー佐藤光留と久保ミツロウと羽生生純とばらスィーと東村アキコと深町秋生とYoutubeとスペイン人とニコニコ動画とアイマスMADとAC公共広告機構とセガトイズとマンガ喫茶自遊空間と任天堂伝説のスタフィーとパッパラー河合と桃井はる子と中田ヤスタカと木の子とサブカルとアイオタと最古参と古々参と古参と新古参と新参と新新参とシェルターとニーツオルグネットラジオと彼女ら自身の実力と魅力のおかげで売れた、Perfumeのファンサイトです。
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