彼女らの今のマインドは「挑戦」であり、「崖っぷち」なのだそうだ。なんだかなーと思う。僕らが彼女らを好きなのは別に崖っぷちだったからでも、挑戦的であったからでもなくて、ただ面白かったからだ。それが結果、その当時としては挑戦的であっただけなのだと思う。主従が逆転している。し、崖っぷちであるならば、あの定番になってしまったウルトラソウルとか上の歯とかやるアレは、熱狂的なファンへのある程度の盛り上がりと、その蚊帳の外にいるファンの興ざめが約束された、完全なるMC上の怠惰に他ならないと思うからやめて欲しい。あれは初回アドリブでやったから面白かっただけで、SE用意してまでやることではないと思う。定型化された盛り上がりは「挑戦」(や「面白さ」)とは対極にあるもののはずだ。そういう行動と言葉のちぐはぐさを抱いてしまうので「なんだかなー」と思ってしまうのだ。僕はまた一見の客を根こそぎ「面白さ」でファンにしていく獰猛なPerfumeが見たいだけなんだけどな。そこに自身を追い込むような態度とそれを表明することが是とされる雰囲気は必要ではなくて、彼女らがいろいろなものを抱えつつもそれでも生放送で中指たてるような、そして中指立てたあとに反省して別の手で中指を押さえるような希有なバランス感覚の上になりたつ、自身のグッズを指してボッタクリと言える(それにしても今回の夏フェス用のグッズもひどいね)ような普通に自由なライブがあれば十分なんですよ。結果それがいつでも挑戦的で崖っぷちで、何より面白かったんだから。今以上自分を追い込むようにしなければならないと思うという趣旨の言葉が、心配になるくらい日に日に痩せていく西脇さんの口から出ること(Perfumeとしてそのような趣旨の発言をすることがプラスであると計算され、半ば強制されていること)事態、やはり悲しいことだと思う。それにしてもPerfumeについて考え、言葉にすることがこんなにも辛くなったのはいつからだろうか。ファンを続けるっていうのはつらいんだなーって骨身にしみて感じていた半年ほど、でした。
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